FTTH
FTTHとはFiber to the Homeの略ですが、日本の家庭でも自宅に光ファイバーが入って来て、それを使ってネットに高速接続がされているお宅も多いかと思います。光ファイバーを家まで、、って訳でしょうか、、
イギリスでは早い時期からISDN(覚えてますか?)での64kbpsのサービスがモデムでやれ24kbpsだ!とか喜んで使っていた時代に先駆けて導入されたのがほぼ20年ぐらい前の話でした。 それ以来、技術は進歩して、家庭に入っている通常の電話線を使って30メガぐらいのスピードでのサービスが普通になりましたが流石にそれ以上は条件が良くても難しい状況でした。
それでも、画像配信や4k, 8kの配信のためにそれ以上のスピードが求められており、いよいよ光ファイバーが家庭に入ってくるようになったわけです。
とは言え、地中に眠っている電話線を置き換える訳にもいかず、このように溝を掘って新たに設置する必要がありますので、流石に全国一斉にサービスを提供する訳にはいかない訳です。
さて、この写真のように最近使われている技術でまずはこのピンクのモノを埋設するんですが、これは柔軟性のあるパイプでして、これが各家庭の軒先まで一本ずつ埋設される訳です。 そして契約をした世帯には各ブロックに設置された分配拠点からこのパイプに圧縮空気で光ファイバーを送り込み家庭内の端末装置に接続されてサービス開始となります。
この技術は実は25年ほど前に開発されて商品化されたBlown Fibre というモノで、当初は事務所など建物の中での光ファイバーの施工に使われていたモノで、当時よくお世話になりました。
そんなのを作業しているオニーさん等に声をかけて説明したら妙な顔をしてました、、、確かに25年前は彼らが生まれる前の話ですから、、
New Normal
最近よく聞くのは”コロナ後”とか”コロナと生きる”など、新しい生活スタイルへの変化を称する言葉です。 海外ではNew Normal、新しい普通とか表現されています。
先日レストランの予約をしたのですが、同席者が家族かどうか?などまず聞かれるほどで、そうで無い場合には1m間隔を開けて隣のテーブルを用意します! とか、、食事をしながら親交を深める、、、なんて昔の話??
イギリスでもショップや公共施設、バス、地下鉄でのマスクの着用が義務付けられましたが、テイクアウトを受け取りにレストランに行く場合はマスク着用、でも同じレストランで食事をする時には必要ナシなど、混乱するような取り組みが目立ちます。
そんな中で、スポーツ大会が復活して中継も開始されており、いよいよMLBも短いシーズンのスタートとなります。そんな中でやはり中継スタッフや技術などが一番気になりますが、例えば先週のメモリアルトーナメントでは、中継スタッフは前半後半と2クルーに分けて感染に備えたり、メインのキャスター以外は自宅からのリモート出演など、、試行錯誤が続けられています。
MLBでは、無観客でも観客の音を中継に入れる許可が出たようで、今までの中継の観客音をミキシングして放送するそうです。スタジアム内は静かでも、テレビを見ている視聴者には歓声が流れる訳です。ソニーのプレイステイションの技術をやっている会社も早速サポートするとか言われており、放送が楽しみですね。
個人的には日本のプロ野球の球場内でのトランペットなどを使う応援は嫌いなんですが、投手の投げたボールがミットに入る時の音や、バットの音など、、聞いていてエキサイトしますね。
女性リーダーとコロナ
コロナウイルスもまだまだ猛威を振るっていますが、各国の対応により少しずつ改善して来ているようです。
そんな中で、英国のメディカルリサーチのデータで、女性リーダーの国のコロナ対策は男性より優れている発表がありました。
確かに、ニュージーランドのアーディン首相の対応とか、話題にはなっていましたが、実際のデータで比較すると驚きます。
要因はいくつかあるとの前提ですが、やはり1番の違いは初期対応だったようです。それと同時に女性の役職についている割合の高い国(More Equal Societyと表現されてます)が死亡率も含め優位と言うデータもあります。
この表ですと、男性リーダーは”赤”で表示されていて(典型的なステレオタイプの逆)ちょっと戸惑ってしまいましたが、死亡率や感染拡大の違いは読めます。 調査対象は35カ国のうちの10カ国で女性リーダーが選挙によって選ばれた、あるいは重要ポストに付いている事を基準に作られたものです。
日本政府もつい先日、安倍政権が1つの謳い文句だった女性登用30%を年内実現不可能として、先送りにしたニュースがありましたが、このようなデータを見ると、Equal Societyは多様化のメリットが顕著にでていますね。 コロナの影響で女性登用が遅れるなど、こう言うデータを見ると日本政府もちょっと考え直さないといけないでしょう。
こんな話を家内としていたら、「だから私の言う事を聞けと言ってるでしょ」と一喝されました。。。。
BA 747
今回のコロナで大きな影響を受けているのは世界の航空会社です。
毎日のニュースで社員やクルーの帰休を数千人規模で発表されたり、運休や機材の変更などは普通になってしまいましたが、ご存知の通り私も毎年300時間は航空機での移動をしていましたが、今年はスカイプやZOOMのお世話になって、それこそバーチャルマイルを貯めてます。
先日、日本からイギリスに移動したのですが、乗客数は45名のみでの運行でした。空いていて楽なんですが、航空会社のダメージは計り知れませんね。
そんな中で、人員の帰休や解雇だけでなく、保有する機材の整理が進んでいます。 ニュースでもご覧になった方が多いと思いますが、空港に駐機されている航空機もかなり多くある中で、運行経費の高い機材や環境に悪い(燃費の悪い)機材などを予定より早く退役させ、最新の機材の導入が進んでいるようです。
以前デルタ航空がボーイング777の退役のスケジュールを早める発表がされてましたが、今日は世界のエアラインの中でも一番多くジャンボの愛称で呼ばれていた747を保有する英国航空、BAの早期退役のニュースが流れてました。
日本路線だけでなく、イギリスから大西洋路線でお世話になった機材ですが、やはり低迷する乗客数や環境対策の取り組みでリタイアが加速したんですね。 代わりにエアバスのA350やボーイングの787を運行して行くようですが、いよいよジャンボ機が空港から消える事になるようです。
PLEV
Personal Light Electric Vehicle 、パーソナル小型電気自動車の事を略してPLEVと呼ばれています。
その代表と言っても良いのがセグウェイ車の開発した2輪デバイスSegway PT (パーソナルトランスポーター)です。皆さんもご存知だと思いますし海外で走っているのを見たり実際にトライされた方も多いかと思います。
先日のニュースでそのセグウエイ社がPTの製造を7月に中止する発表がありました。2009年に当時のオーナーがセグイエイで走行中に事故で死亡したり、その後は中国の企業に買収されていましたが、残念ながら生産中止となりました。
アメリカのニューハンプシャー州で製造されているのですが、警察や空港関係者、観光ガイドなどで利用されていましたが、一般販売に関しては交通法の関係などで販売が伸びなかったのが製造中止の理由のようです。
最近、もっと手軽な電動キックスクーターなどが増えて、地域によってはスマホを使ってのレンタルサービスもあるほどです。
倒れそうで倒れないあの走行感覚は体験した人しか分かりませんが、できることなら一台欲しかったですね。。