F1 2022年
今日はイギリスのシルバーストーンサーキットで開催されるブリティッシュ・グランプリの最終戦です。 どのような展開になるのか楽しみですが、先日グランプリ開催に先立って、来季2022年にレギュレーション変更される車の発表がありました。これが発表された画像です。
パッと見た感じはそれほど差はないように見えますが、タイヤのリムが13インチから18インチになったり、フロントやリアのウイングの形状が変わったりして、90年台のインディーカーのような印象になりました。
現在F1で使われているタイヤは意外に小さなリムで13インチと言えば日本でも軽自動車に使われているぐらいでしょう。一般的な乗用車でも小さくても15インチはありますので、バルーンのようなタイヤだったのがお分かりになると思います。
来シーズンは18インチとなり、タイヤプロフィールももう少し普通に?なり、今まで無かったホイルカバーも導入されています。
基本的には空力パッケージが見直されて、後方の車への影響を少なくするんだそうです。 今のレギュレーションのデザインですと、10mぐらいの距離まで先行する車に近づくと重要なダウンフォースが4割ぐらい減ってしまい、マシンのハンドリングに影響が出て、追い越すのがかなり難しいそうです。 それを改善して、レース中の駆け引きを面白くする目的だそうです。
あとは、環境対策として E10と呼ばれる通常ガソリンに再生可能な燃料として注目されているアルコールを10%含む燃料に変更されるそうです。 実際ヨーロッパではこのE10ガソリンはすでに導入されています。
まだまだ今年のタイトル争いから目が離せませんが、来季の展開も楽しみです。
イギリスでのエベント開催状況
1週間後には日本でもオリンピックが開催されます。 それに向けて運営の為のテストエベントも多く開催されておりましたが、ほとんど無観客での実施だったようです。
皆さんもご覧になったように先週からイギリスではテニスのウインブルドン選手権、サッカーのEURO2020,全英オープンゴルフにF1のブリティッシュ・グランプリなど、観客も満席のエベントも多く開催されています。
今週末のブリティッシュ・グランプリでは14万人の観客動員されております。
これは政府主導のEVENT RESARCH PROGRAMと呼ばれるテスト大会でして、基本的にワクチンの接種証明書もしくは48時間以内に受けた抗原体反応テストの陰性証明書を持参しないと入場できません。
イギリスのようにワクチンの接種率が80%近い中で、大規模エベントと感染者数の関係を化学的なデータを集める為のテストエベントなんですね。
日本はまだ緊急事態宣言などで、一応飲食など制限されている地域もありますが、イギリスでは来週月曜からはマスクの着用などの義務も無くなるほどですので、このようなテストケースを実施して今後の対応に備えている訳です。
昨日の感染者数の発表は5万人と先週に比べて大幅に増加していますが、政府としてはワクチン接種が進み死亡者や重症者が少ない事を重視しており、今後の増加も視野に入れているそうです。
お酒はダメと言う前に、科学的根拠となるべく基本データの入手に進むべきでは無かったかと思うと残念です。
以下、今回のテストエベントのリストですが、スポーツだけでなく音楽エベントなど広く実施されてるのが分かりますね。
IT’s ONLY LIVE ONCE
全英オープンがロイヤル セントジョージで開催されておりますが、現地イギリスでの放送は、有料放送のSKY Sportsにて連日朝6:30から中継されています。
現地の新聞広告での番宣で、It’s ONLY LIVE ONCEとアピールしておりますが、これOO7シリーズの”YOU ONLY LIVE TWICE”邦題は”007は2度死ぬ”のシャレなんですが、イギリス人には良くわかるシャレです。
あまり知られてませんが007シリーズの原作者のイアン・フレミング氏はこのセント・ジョージでキャプテンに指名された程のゴルフの腕前だったそうで、シリーズの”ゴールドフィンガー”もこのセント・ジョージでのシーンもあります。
ゴールドフィンガーの原作の中では、ここの10番ホールは”危険なホール”と007がコメントしてます。スパイの話ですから何か暗殺者がいるのか?と思わせるストーリーですが、攻略が難しいホールだと言うことを、イアン・フレミング氏の独特な言い回しで表現した形です。
映画の中で、主演のショーン・コネリーもこの撮影のためにゴルフの特訓をして、それから熱心なゴルファーになったそうです。 昨年亡くなった後に、スコットランド出身の彼のために遺族がセント・アンドリュースで散骨したい、、とコメントがあったそうですが、事実関係は分かりませんが、本当だったらロマンがありますね、
007シリーズで、”The SPY WHO LOVED GOLF”とかあってもよかったですね。これ分かる方は007通ですよ!
イギリスでの検疫
日本同様に、海外からの帰国/入国者には出発前のテストの陰性証明と、滞在場所の申請をする必要がありますが、前回も書きましたが、VeryFlyなどのアプリで全て対応できます。
一応、プリントアウトした書類を持っているようにとの事でしたが、入国時の審査では自動ゲートを通るだけで、入国管理と検疫のデータベースが一緒なのでしょう、到着時のPCR検査も無く、通常に通関して外に出れました。
イギリス入国前に2日目と8日目にテストを受けるためのキットを手配し支払う必要があるのと、オプションで5日目に公式な機関でのテストを受けて、10日間の自己隔離を5日間で終わらせる事もできるので、その手配と支払いが必要です。
2日目、8日目のテストも自分でサンプルを採取するのですが、このような指示書が同封されており、大きく口を開けてスワイプした後、みなさんも体験のある鼻の奥を同様にスワイプする必要がありますが、あとは郵送して結果を待つのみです。
私は5日目に検査を受け、無事陰性でしたので、10日間の自己隔離はその時点で終了して自由の身?になりました。 日本同様に毎日不特定な時間に担当者から電話があり、質問に回答するだけですが、それも厳しくありませんでした。
やはり、関連所部門が同じデータを共有しているために日本のようにいくつものアプリが必要な事も無い訳です。 多くの感染者を出した国だけに、科学的な根拠の元に対策がされている実感がありました。
日本は緊急事態宣言を繰り返し、精神論のような話ばかりで、まだまだ出口は見えません。 イギリスでは来週からはマスクやソーシャルディスタンスに関しての義務は解除されるようですが、それによって数千人の感染者が出る事も発表してます。 ワクチンの接種率が高く、重症化や死亡するケースが少ないと見越しての英断だと思いますが、早く日本もワクチン接種が進むと良いですね。
Beach Hut
ヨーロッパの海水浴場でよく見かけるのが、Beach Hutと呼ばれている、小屋ですが、一坪ぐらいの大きさで、カラフルな塗装がされていて、イギリスなどでは海水浴場には欠かせない建築物です。
歴史的にも1800年代後半には設置されていたようですが、第二次世界大戦の時期は閉鎖されていた後に、このような形に1940年から50年にかけて作られたと言われております。
英国のロイヤルファミリーが所有していたり、当時のセレブたちも持っていたのもブームになったようです。
これらの小屋は日本で言うと海の家のように各自治体から許可をもらい設置していますが、家族代々受け継いで使うケースが多いので、不動産として売買されるケースもあります。 たった一坪の建物ですが、数千万円するような物件もあるほど、ヨーロッパの海岸地域では人気です。
小屋と言っても、中で宿泊を出来る訳でも無く。朝ビーチに行き、中で着替えたり、お昼のお茶をとったり休めるための施設で、ビーチで使う子供のおもちゃや、パラソルなども保管されている場所です。
夏だけでなく、意外に真冬以外でも海を眺めながら”お茶”を楽しむみなさんがいたり、、優雅な時間を過ごす場所です。