修理する権利
先日アメリカのFTC米連邦取引委員会が修理する権利を保証する法案を可決したと言うニュースがありました。
アップル製品など、ロジックボードと部品との互換性をつけて、バッテリー交換も不自由な状況が是正されそうです。
ただ、素人が安易にバラすと元に戻せなくなったり、もっと壊してしまったり(経験者です)しますので、簡単な話ではありませんが、修理コストや不便さでまだまだ使えるマシンの寿命を短くする事は無駄です。
もちろん、最新の機材は格段の性能アップなのは先日購入したカメラで実感しておりますが、古いシステムでしか使えないアプリやソフトなどもある中で、このような法案は歓迎です。
1991年に発売された名車マクラーレンF1も、整備に当時のコンパックコンピューターが必要で、モデム(覚えてますか?)を使いシステムの診断をするなど当時としては最先端の技術を入れてましたが、今のパソコンのオペレーションシステムでは対応せず、マクラーレンの修理部門では、当時のコンピューターの予備を在庫しているんだそうです。
個人的には、古いデジカメの画像の保存や管理もなんとかバックアップデータを作っているので今のところ大丈夫ですが、モノを大切に使うためにも自由に修理できる体制は必要だと感じます。
東京オリンピック
いよいよ明日開幕の東京オリンピックですが、イギリスのBBCでも番宣が流れてオリンピックムードが高まってきています。
先日も宝くじの話で触れましたが、前回のリオ大会でのメダル獲得数はアメリカに次いで第二位の結果を残しておりますので、盛り上がっていますが、残念ながら、日本の運営サイドのトラブルやコロナの感染状況などばかりニュースになって、開催に対しての不安も増えており、不思議な雰囲気で開催されるオリンピックになってしまいました。
そんな中で、毎日流れる番宣のイメージなんですが、アニメ、アイドル歌手、ビデオゲームの雰囲気で作られていて、”今”の日本を表現しようとしています。確かにカラオケから始まり、アニメやネオンなどのイメージは日本らしさ?になっているんでしょうか。
前回の東京五輪では、戦後復興をアピールすると共に、伝統的な日本をアピールする場で、日本の伝統や工芸品などのイメージを出していたようです。
オリンピックのホスト国と言うのは、競技を開催するだけでなく、国のイメージを海外に発信する良いチャンスですが、不適切な発言など、違った意味でのレガシーを残してしまって残念ですが、これを機会に政府や関係諸団体の考えが変わってくれる事に期待したいですね。
在宅勤務と体重増
体重を投稿タイトルに入れると意外とヒットされるケースが多いそうですが、これはヒット数を稼ぐ為にわざと掲載しているわけではありません。
コロナのロックダウンが実施されたアメリカやヨーロッパ諸国で体重増に関するリサーチがされていて、最近その結果が話題になっています。
個人的には帰国後の政府の用意してくれた滞在ホテルで3泊4日の3食ロケ弁生活でロックダウンされていた際に、2キロ体重が増えた事がありましたが、在宅勤務などでも散歩に出たり、室内で少し運動をしていたのでそれほど体重増は気になりませんでした。
しかし、実際に測ってみると結構増えてるのと、何かズボンがきつくなったような感じですし、久しぶりに会った人からは太った??と言われたり、、
アメリカのデータですが、平均値としながらも10日間のロックダウンで0.25キロの増加、、一年で約10キロ増だったそうです。
国によってはこの数字も変化があるかと思いますが、間違いなく体重増になっているようです。
パラリンピック
オリンピックの後にはパラリンピックが開催予定ですが、イギリスで中継するCH4では、毎日のように3分のプロモが流れています。
衝撃的な内容ですが、TO BE A PARALYMPIAN THERE’S GOT TO BE SOMETHING WRONG ー パラリンピアンになるのはちょっとオカシイ? と言う、オカシイとは体の障害なんですが、”頭が”オカシイとも取れるようなタイトルで、パラリンピアンたちの練習や、普段直面している問題なども入れた3分ほどのショートフィルムです。
障害に関してはタブー視しがちで、暗いイメージを持つ方も多いかと思いますがパラリンピアンの苦労をアップテンポの音楽とユーモアのある画像で紹介しています。
どの国にも障害者に対する偏見や差別はありますし、映像内でもカフェに車椅子で入れないなどの画像もあったり、素晴らしいメッセージだと思います。
この映像はYOUTUBE でもご覧になれます。
National Lottery
今週いよいよオリンピックの開幕です。
英国でもオリンピック特集などでアスリート達を紹介したり、コロナ対応で遅れている日本より盛り上がっている感じがします。
そんな中で、ナショナル・ロッテリーと日本でも良く高額賞金が話題になる宝くじのコマーシャルでオリンピック選手たちが紹介されていました。
日本のロトも同様な数を選んで、該当者がない場合には次に持ち越される一枚2ポンドですから三百円ぐらい。 日本のジャンボ宝くじと同じですね。 時々これが何度もキャリーオーバーされて何十億円とかに化けだりするので、熱狂的なファンが多いです。スーバーやガソリンスタンドでも販売されているので私も時々購入してますが、、、、
なぜこれとオリンピアンとの関係?と思われるかと思いますが、そもそもこのロトはロンドンオリンピックを前に選手強化の目的での資金集めを目的として開始されたモノですから、お世話になったアスリートの方も多いはずです。
1996年のオリンピックでは、メダル数のランクで36位だった英国ですが、97年にこのロトの取り組みを受けて、エリートアスリートたちが練習に集中できるようになった結果、今まで864個のオリンピック、パラリンピックのメダルを取る事ができ、前回のリオ大会では総合2位のメダル数になったほどです。
世界のエリートアスリート達にとって、一部のトップ選手以外の資金集めは練習以上の時間や労力を強いられている中でこのような取り組みは素晴らしいですね。
日本のロトもスポーツ振興くじと呼ばれているようですが、実際どれほどのインパクトがあったでしょうか。