2011.06.13
KTM X-BOW (クロスボウ)
バットマンが映画で乗っているようなこの車、オーストリアのオートバイメーカーKTMがインディのレーシングカーのシャーシーを作っているイタリアのダラーラ社と共同で制作している実際に市販されている車です。隣にある英国のロータスの車が小さく見えますが、全体がカーボンファイバーで出来ているこの車はポルシェぐらいの大きさです。
ドア無し、屋根なし、おまけにフロントウインドウ無しですので、これを運転するにはオートバイに乗るようにフルフェイスのヘルメットと雨の時には合羽が必要な車ですが、エンジンはアウディの2リッター、ターボエンジンに6速のマニュアルミッションが付いています。そこらはVWグループのどの車でも同じ感覚で運転できるようです。
この車のオーナー氏は先週フランスで行われたル・マンのレースをこれで観戦に行ったそうです! トランクが無いので、荷物は歯ブラシとパンツぐらいしか入らなかった?かもしれません。イギリスからドーバー海峡を経由して600キロ近くの走行距離になりましたが風の音などで、同乗者とも大声で話をしないといけなかったでしょうし、たいしたもんです。
ヨーロッパの車好きの連中はこのような体育会系の車で、サーキットで行なわれる走行会や、レースに参加するんですが、日本でこんな車のオーナーになるのも面白いかも知れません。 当然スーツを着て毎日乗れる車ではありませんので、普段のアシにはは健康の為に自転車とか、公共交通を使う事が前提ですが、700キロぐらいの車重に2Lのエンジンが付いているので燃費も日本車なみに良いでしょうし、 真夏はともかく、冬でも厚着をすれば大丈夫でしょう。
ニッチのマーケットかもしれませんが、こう云う車を世の中に出すメーカーは魅力的です。