2010.06.22

技術の進歩

20100622いまさら何を言ってるの?とお叱りを受けるかもしれませんが、最近の技術の進歩は凄いです。

ポルシェ乗りの中では「最新のポルシェは最高のポルシェ」と言われたりしていますが、今日は車の話ではなくiPadのこと。

入手当初は単に大きくなったiPhoneのような感じでいたのですが、利用しはじめると“どうなってだろ、これ”、驚きの連続。先日、新幹線で移動した際に車内でマップを開けて現在地表示をさせてみたところ、三人掛けの通路側の席でしたが写真のように表示をしてくれました(新横浜を通過)。もっと凄いのは新幹線の運行速度でもちゃんと軌跡を追うことができます。恐らくGPSのアップデートを1/3秒ぐらいの勢いでやっているような移動の仕方でしたので、カーナビ並の精度があるかもしれません。

このGPSの機能もそうですが、アプリの多様性なども含め“想定外”の機能でした。

サイズの問題もあり、常時持ち歩くのは困難かもしれませんが手持ちカバンに入れて出張で使うのには十分です。Appleの最軽量ラップトップ、MacBook Airの領域かもしれません。タッチ式のキーボードは少し慣れが必要でタイプミスが多く長文のメールはちょっと苦労しますが、必要であればBluethooth接続できるユニットもあるようですので問題はないでしょう。海外出張では当地のシムカードを購入すればよいわけですし、日本よりは通信環境はよいはずです。

もう15年も前の話なんですが、イギリスの電話会社で働いていた頃に開発担当の技術者のレクチャーを受けたことがあります。当時の技術で東芝のダイナブック(懐かしいでしょ)がA4サイズで5キロ!ぐらいの“超小型”パソコンとして注目を浴びていた頃、その担当者がパソコンは無線技術でネットワークに繋がり、スーツのように着るだろうと言っていたのを思い出します。パソコン内蔵スーツは実現してませんが、スマートフォンがスーツのポケットに入っていれば同じですよね。

インテルの設立者の一人で、「ムーアの法則」で有名なGordon Moore(ゴードン・ムーア)によると電子技術は毎年ほぼ2倍で(正確にはIC の集積度)進化してきました。ここ10年ぐらいで爆発的な進化をした電気通信/情報産業とそれを取り巻く環境は慣れているとはいえ、ちょっと前までファックス(覚えてますか?)の前で指示を待っていたのを思い出させます。その当時に比べると仕事の仕方も大幅に変わって来ており、我々もそれに遅れない努力は続けねば。

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