2013.11.11
イギリスは美味しい
林望さんの“イギリスは美味しい”と言う本、思い出したように本棚から出して読んでいます。
先週はイギリス出張で、お約束の”フィッシュ・アンド・チップス”を頂きました。 林さんの本にもこの鱈のフライの事は書かれておりますが、衣の具合とか魚の新鮮さなどお店によって大きな違いがありますが、ホクホクのお魚とカリッと揚がっているポテトは絶品ですね。
このフィッシュ・アンド・チップスですが、基本的にはどの街にある”専門店”で並んで揚がるのを待ち、紙に包まれて出て来るものに好みでビネガーと塩を店頭でかけてそのまま頂くのが王道の食べ方です。 しかし、最近ではインド移民の人や中国系のお店がインド料理や中華料理のテイクアウトといっしょにやっている所が増えて、そう言う食べ方も出来なくなっているのが残念。
最近のリサーチで、イギリス人の外食ではパブなどの英国料理に次いで2番目にポピュラーなのがインド料理になったと言われるほど、インド料理を出すお店が商店街には必ずと言って良いほど出店していますし、30年ほど前は、世界3大珍味ならぬ、マズさではワースト記録を更新していたイギリスの料理ですが、インド料理だけでなくEUへの加盟によってフランスやイタリアからイギリスに来てお店を始める方も多く、近年ではイギリスの料理は格段とおいしくなりました。
その反面で残念ながらこのフィッシュ・アンド・チップスのように昔から愛されていた料理は専門店が少なくなったり、肝心の原材料となる鱈の乱獲の影響などで、安定した供給を受けられない事もありお店を閉めてしまう事も多いとか、、
今回は普通のレストランで頂きましたが、この厚切りポテトは美味しかったですよ!