イギリスは美味しいー番外編
先日のカツカレーの話題から今回は当地イギリスの食事の話題。
イギリスではマナーハウスと言われる豪邸が地方に点在しており、そのキッチンを開放したりレストランに改装したりしている所があります。
今回立ち寄ったレストランはそのマナーハウスのキッチンをそのままレストランにしてしまい、当時の暖炉で調理を再現して料理を出していました。レストランと言うよりはパブのような造りになっており、カウンターで年配の方が地ビールを飲んでいたり、ビリヤードを楽しむ若者がいたり、、昔のオーナーが見たらさぞビックリするでしょうね。
イギリスのこういうお店で共通することは、古くても日常に使用されていたアンティーク家具を内装で大切に使っている事です。 この調理用の暖炉も当時のままで、中央のひさしのように出ている部分の真ん中が黒ずんでいますが、これは長年調理をしていた人が作業中に残された“手”の跡!大事に使われていた様子がわかります。テーブルや椅子もかなり使い込まれていました。この暖炉、基本的には耐火煉瓦で火床と鉄板を支える高さを調節して、使い込まれている鉄板を渡しているだけのモノです。 調理方法は至って簡単でそのまま鉄板の上でステーキやソーセージなどを調理します。同時にフライパンや鍋もこの鉄板の上に載せて調理するのですが、肉から出る余分な脂や肉汁が薪の上に落ち、その香りが食欲をそそるだけでなく、フライパンで料理中のポテトにまでその匂いがしみ込んでいました。
ぬるめの地ビールを頂き、食事は鉄板で料理された“鹿”のソーセージと定番のローストポテト、付け合わせには旬のゆでたアスパラガスを頂きました。 決して高級なレストランでは無いので、料金もこれだけ頂いて一人20ポンドぐらいとお手頃なので家族連れで賑わっていました。
日本では薪オーブンでのピザ屋は多くなりましたが、こういう調理をするお店も良いかも!!