2012.02.21
ニューヨークのレストランで
最近ニューヨークのレストランの入り口にはこのような表示が必ずあります。 良く見ると”SANITARY INSPECTION GRADE” とあります。 「衛生検査グレード」とでも訳せるかと思いますが、要するにキッチンの衛生状態がランキングされて、そのランクが表示されている訳です。
お店の人に聞くと、このランキングはニューヨーク市の保険局が決めた食品衛生のガイドライン違反の数が0~13がAクラス、14~27がB、28以上がCと違反が多い所ほど、グレードが悪くなる仕組みのようです。しかしCクラスのお店でもそれ程心配しないで良いかと思います。 実際にランキングも受けられない程ひどいケースもあり、そういうお店は即閉店させられるそうです。
大半のお店は何かしらの違反があるようですが、このルールも洋食の調理基準などに沿っているために多くの中華料理のお店などが、料理の方法の違いなどから悪いグレードになっているのが我々東洋人にしてみると不公平な感じもしますが、観光客も多いニューヨーク市が食品衛生に対しての関心を高めただけでも良いかもしれませんね。
日本で生肉の処理方法の問題で大騒ぎになった事もありましたが、このように基準を設けてちゃんとテストするシステムも必要かもしれませんね。