2013.10.25
気象予報士
日本でも雷による競技の中断は良くある事ですが、稲妻の光や音をトーナメントの開催されているゴルフ場で聞こえるとか、最近では気象予報会社からのデータを元にトーナメントディレクターが判断してプレー中断の決定をします。
アメリカのトーナメントでは現地に専属の気象予報士を常駐させてレーダーの画像の解析などをリアルタイムで観測をしているのですが、今回のAACでは、アメリカから気象予報士を同行させ、このような機材を設置して観測をしていました。
この写真に映っているのは、大気中の静電気の負荷を計測する機材です。 要するに雷の起こる可能性や地域をモニターするモノだそうです。
雷は大気中に発生する静電気の電荷が溜まった状態から、地上にその正電荷が誘導される事による放電する現象ですので、このモニターで常に大気中の電荷状態をモニターする事で雷の発生を予報したり、危険性をモニタリングできるのだそうです。
パソコンの画面のようなグラフを見て判断するのだそうですが、モニターのグラフが少し変化しているのは私が近づいた事による電荷値の違いだそうで、とても敏感なんだそうです。 実際に雷の危険性が高くなるとグラフに著しい変化がでるのだとか。 落雷が発生するとその距離や近くなっているのか、離れて行くのか?など良く分かるんだそうです。
気象予報は裏方ですがトーナメント運営でも重要な仕事ですね。