2023.06.06

FIAT 500e

フィアット500eが納車されました。

以前乗っていた同じ電気自動車のBMW i3からの乗り換えですが、購入当時に比べて各メーカーからバッテリー車が発売されていて、ミニからポルシェまで選べる中、あえて航続距離も300キロのフィアットを選びました。

ガソリン車では同じモデルはまず選ばなかったと思いますが、この車の利用頻度や目的を考えてのチョイスでした。 

まず、電動自動車の場合当然ながら充電する必要がありますし、それに係る時間がガソリン車に比べると長くなります。 英国内では高速充電に対応する充電ステーションや公共の駐車場などにも充電施設は増えてきますが、やはり便利なのは自宅での充電です。

皆さんはスマホなどの充電には慣れていて、寝る前や事務所で電源に繋いで充電するのと同様に、このフィアットの場合には電池のキャパが42キロワットですから自宅にある専用充電器が7キロワットなので、空の状態からでも7時間で満充電できる点です。 

航続距離が長い、大型のモデルですとそれだけ充電時間も長くなりますし、ポルシェやテスラなどですと空の状態から12時間ぐらいかかる車種もありますから、長距離移動の前にはちゃんと余裕を持って予定を組む必要がありますよね。

我が家では長距離移動はガソリン車と割り切っていますので、自宅からロンドン市内往復を余裕でこなせるだけの航続距離で十分な訳ですし、考えられる最長ドライブとして自宅からヒースロー空港への送迎もこなせます。また、いざとなれば充電ステーションのお世話になれば良い話ですし、満タン?にかかる時間も当然短いのでそれほどの時間ロスにはなりません。

また、自宅の太陽光発電とも連携して、昼間の発電量が多い時に短時間トップアップ充電もキャパの小さいバッテリーだとメリットもあります。

あとは、大きさの問題。今までのBMWの場合はそれなりの大きさがあり、後部座席もある程度ゆったりしていましたが、4人で移動することも少ないのと、フィアットの小さな後部座席でも近距離の移動がメインなので我慢できる点です。

ガソリン車のセダンタイプやSUVからの乗り換えですと、それなりの大きさや後続距離などを考えて大きなモデルを選ぶ方は多いかと思いますが、個人的には電気自動車は短距離移動を2人でする事を前提に選んだ次第です。

あえて小型かつ短距離移動中心の電気自動車のマーケットも今後増えて来ると思っていますし、先日発表になったAlpineの新型車にも期待したいですね。

いずれにせよ、今後ガソリン車を買い替える必要が出てくるかと思いますが、おそらくハイブリッド車を選ぶと思います。当地では一日600キロの移動などもする場合もありますので、燃費の良いタイプを選ぶ事になるでしょうね。その場合には日本車、プリウスとかでしょうか?

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