2023.04.09

マスターズの報道

我々、テレビの仕事をしていますと、最新の中継技術に関しては情報をしておりますが、カメラマンの方の技術に関してはあまり注意していませんでした。

今回、日本を代表するゴルフフォトグラファーの宮本さんにお話を伺いました。

最近気になっていた、デジタル化での撮影ですが、例えば海外のカメラマンですと撮影中に画像確認をしながら何やらボソボソカメラに音声を録音しているのが一番気になっていました。

私がマスターズに初めて来たのが1978年でしたが、当時は当然フイルムカメラですから、一回の撮影は36コマぐらい、、それが終わるとフィルムを交換する訳ですから、当社のカメラマンも日本から山ほどのフイルムを持参して重いバッグに入れてコースに向かっていましたし、ニュース配信は現地で現像し写真をファックスのような機会で電話回線で転送していました。

その後デジタル化となり、メモリーカードを交換しながらの撮影になりましたが、通信社などはそのメモリーカードをランナーと呼ばれるアシスタントがカメラマンから受け取り、それを本部に持ち帰り担当の編集者に渡し配信していました。

宮本氏によると、最近は5Gの無線ルーターをポケットに入れていて、カメラで撮影した写真はリアルタイムで編集者に転送、画像処理をプレスルーム内でしているそうです。 その為にカメラマンは選手の名前や撮影したホールなどの情報を音声ファイルとして添付して記録、送信しているんだそうです。

そんな事で、カメラアシスタントの方は思い機材を担ぐ事がメインになっているようですが、今週のように天候不順の中でも、ゴルフ場内を我々とは比較にならないほどの距離をカバーされています。

この写真は練習日に撮影しましたが宮本、村上カメラマンとアシスタントの方々です。

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