2023.01.09

A380

日本の航空会社でも使われていた、ジャンボジェットもコロナ禍での航空需要の減少で、退役させられる機材も多く、殆どの航空会社では貨物用に使われる以外に、ジャンボ機を見る事がなくなってしまいました。

その代わりではありませんが、エアバスのA380はジャンボ機よりは新しい設計だけでなく、乗客の数も多いユニークな機材で、コロナ期間中は多くの航空会社がストレージして駐機していましたが、この冬のシーズンから主要路線に復活しています。

去年は、バンコクからカタール経由でロンドンまでこのA380を利用した話は投稿しましたが、個人的には機内の音の静かさや快適さで言うとベストだと思いますし、特に長距離移動では体の疲れ方が違う気がします。

例えばA380復活組の英国航空で使われている路線はロンドンとロサンゼルス路線ですが、クリスマスシーズンの年末年始には毎日数便のフライトがスケジュールされていました。

保有数No.1のエミレーツ航空も、ビジネスモデルがドバイ中心の路線ですので、このような400人近い乗客を同じ2名の乗員で運行できる機材はあと20年は使って行くとのコメントもありました。

確かに、次の大きさですと同じエアバスのA350やボーイングの777がありますが、定員がやはり100人近く違って来ると、既存のA380を使い続けるしか無いわけですし、スーパージャンボ機の時代は終わりでしょうか?

A380も製造中止の発表がありましたが、次期の大型機の開発はどうなるんでしょうね。今後、省エネに向かう事は確かですし、SAFのように化石燃料ではない燃料の開発も進められてますし、まだチャンスはあるような気がします。

個人的には退役させられたジャンボ機のエンジン4発からツインエンジンに変更したモデルの開発をするとかは、開発費もゼロからスタートするよりは安いはずですから、ボーイングも何か考えているでしょうね。


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