2022.11.15

Power Reserve

”コップ半分しか入って無いのか?それとも半分まだ残っているのか?”の表現の難しさはありますよね。

私は注ぐ立場か受け取る立場での解釈と考えていますが、皆さんどう思われますか?

先日試乗したバイクに見慣れないメーターがついてました。このPower Reserve=”未使用パワーメーター”とでも呼べるかと思いますが、エンジンがアイドリングの時には100%の表示で、加速などエンジンを開けるとゼロに向かい減って行く表示で、通常のエンジン回転系とは逆の方向に進みます。写真では見にくいですが、エンジンオフの状態ですとこのように0%でエンジンをかけると100%の表示がされます。燃料タンクの残量計と同じですね。

このパワーリザーブメーターはBMWの保有すすイギリスの自動車メーカーのロールス・ロイスで昔から取り入れられている計器です。ロールスロイスはあえてエンジンの馬力は公表せずに、このようなメーターで”十分な”馬力のエンジンである事をアピールしている一説があります。

数値的に今何キロワット(馬力)使っているのでは無く、どれぐらい余力が残っているのかを見せる、、自分の財布に入っているキャッシュが見える?とでも言える計器で、通常の運転にはまず必要ありませんが、メーカーとしては必要なパワーはちゃんとあるので、安心してくれ!とでも言いたいのでしょうか?

とは言え、我々の仕事で考えると、”仕事量が多い”とか”忙しい”とか表現をしますし、その結果、残業をしないと終わらないなど、、、管理者も仕事量を目安に人員配置をしたりしますが、この個人のパワーリザーブの判断は一番難しい所ですね。 個人の持っている馬力=能力やスキルに対しての仕事量の判断ですから、、

それこそ共有するスケジューラーにパワーリザーブ表示機能を取り組めると面白いかもしれません。

アクセルを開けて加速する度にゼロに向かうメーター。私はこんなバイクを買った時の銀行残高のような気がしてしまいました!!

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