航空運賃高騰
毎日、円安のニュースが続きますが、円安以上に海外旅行が難しくなって来ているのが、航空運賃の高騰です。
来週から帰国時のコロナテストが廃止になる事もあり、今まで出張を控えていた企業や個人の方の移動の需要が急激に増えていますが、まだ日本からの空の旅は、外国人旅行者の受け入れの難しさもあり、海外の航空会社のフライトがまだ復活していない事情もあり、需要と供給のアンバランス状態ですね。
それに加えて、燃料費も高騰しているので各エアラインは毎週のように軒並み航空運賃の値上げに踏み切っています。
航空運賃はご存知のように、定価はなく、それこそ”時価”ってやつで、残席数や予約、購入の時期で大きく違います。 新幹線などと違い、実際にすぐ隣に座っている方が幾ら払っているのか解りませんので、同じ飛行機の同じ席で料金が違うのも不思議ですが、高い料金を支払っている方もいるわけです。
先日友人がイタリアに出張に向かうそうで、色々調べられていましたが、往復で70万円近くだったそうです。 と、思っていたら取引先の方がほぼ同じフライトを今週手配されたそうですが、往復で110万円!!だったそうです。
聞いた時はファーストクラスかと思いましたがビジネスクラスのようですが、コロナ前のほぼ2倍です。
欧州のエアラインは乗員のストライキや空港のキャパシティーなどの問題を抱えているようで、来年の春までスケジュールをやり直して、縮小した運航計画を出しています。今後、航空料金は高くなっても安くなる話題は無いですね。。
エアラインアナリストによると、売上高は減少しても利益はアップしているようです。これは半導体不足の自動車産業も同様で、同じ工程で作る車なら高級車をメインに作り、利益率を上げた結果、最高利益を上げているメーカーもあるほどですから、、
高いモノから売れて行く、、経済の両極化がどんどん進んで来ている感じですね。