AUDI
2週間夏休みだったF1が、今週のベルギーグランプリから再スタートしました。事前の記者発表で注目されたのがドイツの自動車メーカー、アウディが2026年からF1に参加する発表がありましたね。
2026年からは、現在のガソリンエンジンとモーターアシストのあるハイブリッドエンジンが廃止になり、新たな規格に変更するタイミングでの参戦となりますが、やはり最近の世界的なF1の人気に便乗する目的と、同社のイメージアップに向かう為の動きですね。
発表会では、アウディのCEOのDuesmann氏が、同社のモータースポーツのDNAを継承するため、、(これ日本のHONDAが言ってた事と同じ)とのコメントをされていましたが、意外なのはドイツ製のエンジンがF1に戻ってくる、、との発表でした。 今年は元気が無いですが、ベンツのF1チームはここ数年チャンピオンになったりする競合チームですが、ベンツはドイツでは??と単純に考えてしまいました。 知りませんでしたが、現行エンジンはなんとベンツのイギリスの工場で制作されているんだそうです。
去年チャンピオンに輝いた、レッドブルのエンジンは日本のホンダがMade in Japanのユニットを提供していましたが、今年からは撤退をしたものの、去年のエンジンを元にイギリスで生産、管理されているように、F1のほとんどのコンポーネントはイギリスで作られているようです。
現在のF1チームの殆どはイギリスに本拠地を置いたり、開発センターを持っていたり、モータースポーツのサポートインフラがあるのを再認識しました。
モータースポーツもF1ともなると、航空産業に近い部分が多く、宇宙航空産業振興につながっています。 確かに、ホンダがF1に参戦していた頃は、ホンダの航空部門の技術やノウハウも使われていたと聞いています。
F1は資金力=競争力の方程式ですが、2021年は150億人もテレビ視聴者がいた事を考えると、宣伝広告費として考えると悪くないと思います。動き始めているドイツメーカーの考えに対してホンダドリーム、、と言われる時代が過去のモノになってしまう寂しさだけでなく、将来の日本の産業構造がおかしくなるのでは??と考えてします発表でした。