2022.07.21
欲しくても買えない
久しぶりに車ネタです。
最近、お金を持っていても購入できない車や高級時計などが話題になっていますが、車の場合には生産が工場のラインでの作業員がコロナの影響で帰休していたり、辞めてしまい、新たに採用したりトレーニングをするなどでの人的な問題と、半導体のようにサプライチェインが滞り、生産ラインが注文された車も製造できない状態が続いている為に発注できないケースもありますが、待てば購入できる訳ではないモデルです。
よく言われる”限定車”=限られた生産台数と言うだけではなく、販売店がオーナーを選ぶ??買うのではなく、売って頂く??よう限定モデルを最近各メーカーがリリースしています。
そんな中でも、今回発表になったポルシェのスポーツクラシックが欲しくても買えない車ナンバーワンにリストアップされています。この写真をご覧になってもどこが違うのか分かる方はかなり少ないほど、一般に販売されているモデルとグラフィック以外は変わりありません。
このモデルですが、イギリスですと規模にもよりますが各ディーラーに2台づつ割り当てがあり、それを営業が日ごろから長い付き合いがあり、新車を数多く購入しているなど、、いわば”一元さんお断り”でトップクラスの常連の客に順番にオファーしていくシステムです。
そんなに人気なら大量生産したら??と普通のビジネスモデルですと常識ですが、ポルシェのように年間生産台数に限りがある企業の場合には、増産のための設備投資よりは、単価アップ=利益率アップになる方程式を考えての、究極のマーケティングですね。
購入できるプレステージを獲得する為に、ディーラーとの関係を良くするために、値切らず、整備もちゃんと言われるように受けるのは私のような値切り大好き人間には縁の無い話ですね。