2022.06.28
The Queue
今週から英国の夏のスポーツエベントのスタートとなるウインブルドン選手権が始まりました。合計675試合の始まりです。
今年はウクライナ情勢の影響で残念ながらロシアやベラルーシの選手の対応に関心が集まってしまいましたが、コロナ対策への規制も無くなり、観客も従来通りの開催となりました。
また、センターコートが1922年に建設されてちょうど100年になる事もあり、盛り上がりに拍車をかけています。
このウインブルドン大会は、切符の入手が困難なエベントの1つで、英国のテニスクラブに割り当てられたチケットや、事前購入などの割り振りなどに加え、スポンサー企業のホスピタリティーとしてセンターコートなどには華やかに着飾った方が集まります。
そんな中で、1つの伝統でThe Queue (Qと発音します)と言う空席待ちのシステムが毎年話題になり、週末からテントを持ち込み、空席待ちにQueue = 順番待ちをするわけですが、当然あさイチに来ても入れるチャンスはありますが、早いもの順で席が当たる訳ですから、テント生活も苦にならないのでしょうね。
いろんなルールがあるようで、テントはひと張2名までとか、ピザの出前は入り口で受け取るとか、列から離れるのは30分まで!などなど、、ルールがあるのもこのQの楽しい所ですね。
今朝の7時のニュースの時点で既に1000人ほど並んでいるとのレポートでしたが、面白いのは、スポンサーなどのホスピタリティーで入場がバラバラのゲストはセンターコートなどでは少し後の目立たない場所に席が用意されていて、熱心なQ待ちの方たちにはコート傍から優先的に座らせてもらえるんだそうです。
以前はテレビで空席が目立った事に対する対応のようですが、テントを準備して待つテニスファンが多い理由もわかりますね。