Sportswashing
最近、LIVゴルフの開催が近づくにつれ、良く聞くのがこのSportswashingと言う言葉です。 マネーロンダリング(資金洗浄)から派生されたようです。
スポーツを個人、企業や国家がスポンサーしたり開催することで悪いイメージを払拭する事を意味する造語ですが、今に始まった事ではありません。
昔からスポーツは国家のプロパギャンダとしてオリンピックの開催など歴史的に行われていましたし、世界中で少し問題のある?企業もエベントや選手のスポンサーをする事で、イメージを良くしようとするのが目立ったり、あまり深くリサーチせずにスポンサー契約をする事も多くありました。
今回のLIVゴルフに関しては、サウジアラビアの潤沢な資金でPGAツアーから分離して参戦する選手を集めている事から話題になりましたが、やはりサウジアラビアの人権や最近ジャーナリストが政府によって殺された事などのイメージ払拭の感じが強く出てしまっています。
スポーツの大会が増えて、ファン層が厚くなるのはウエルカムですが、残念ながら政治と金の話になってしまいます。
冬季北京オリンピックの開催、ロシアのドーピング疑惑に終了後のウクライナ侵略などなど、、 平和産業であるべきスポーツがこのように利用されている現実は、ファンに取っては微妙ですね。
昨日も、北アイルランドのグラハム・マクドウェル選手がサウジ政府側の発言をしたと、ソーシャルメディアで取り上げられていますが、Sportswashingも通常メディアもスポンサーの言いなりになりにくい環境になっていると強く感じます。
今年になってからロシアの関連企業が相次いでスポンサー契約をチームや団体側からキャンセルされたように、今後間違いなく、これからはエベント主催者や選手のスポンサーなどのリサーチが重視されるようになりますね。