2022.05.22
アクティブサスペンション
自動車メーカーでは、走行速度に応じてサスペンションの硬さや、車高などを自動的に走行中に速度や走行条件に応じて調節できる、アクティブサスペンションが装着されているモデルが装備されている車両が販売されていてレンジローバーなどは標準装備になっています。
原理はスプリングの代わりに空気スプリングを使い、コンプレッサーで空気スプリングの圧力を変える事で調整するようです。
しかし、オートバイとなると装備の大きさや複雑化になり搭載は現実的ではありません。しかし最近の大型バイクですとハイウエーだけでなく、でこぼこ道にも対応するオフロードツアラータイプのバイクは特に欧米ではポピュラーで、各メーカーが販売していますが、やはり極端な走行状況の違いに対応するようなサスペンションは各社試行錯誤しているようです。
そんな中で、ドイツのBMWが先日テストをしていたのが、空力デバイスを使い車速に合わせたサスペンションの調整システムのようです。
コンセプトはこの図を見ればよく分かりますが、要するにカウリングの一部にバネで押し出すようなフラップを付け、高速になると空気抵抗でボディー内に押し込まれる力でサスペンションの設定の変更をしようという試みのようです。