電気代
ウクライナ情勢とロシアからの原油やガスの供給をストップした影響で、欧州の電気やガスのコストが高騰しています。
イギリスですと、電気の供給会社が40社近くあり、スーパーマーケットのチェインから、電話会社までいろんな業種が給電サービスをやっていて、消費者も自分のニーズや利用量に応じて業者を選んでいます。
電気代ですが、サービスを受ける契約にも色々ありますので、幾らって比べ難い中で、1Kwhの料金で調べると大体12ペンス前後ですからポンド160円換算ですと、19円程で、東京電力の夏の料金ですと17円ぐらいですから、2円ぐらいの差があります。
日本と違い、欧州の場合には電気への依存度が高く、料理をするのにも電気のクッカーなどが主流ですし、ガスよりもキロワットあたりにすると効率的なのです。
お湯のヒーターも電気ですが、これに加えて最近の電気自動車の増加で、かなり電力供給も逼迫しているのもコスト高の理由の1つのようです。
そんな事で、最近屋根にソーラーパネルを設置して、自家発電する家庭が増えています。 とは言え、屋根の大きさにも限りがありますので、全てまかない、オフグリッド生活をできる家庭は広大な敷地の方ぐらいでしょう。
そんな中で、家庭で発電した分をいかにうまく使うのか?などの工夫をする方が多いようです。 例えば、食洗機などは太陽が出ているお昼頃に使うとか、、あとは余剰発電した分を自宅に設置したバッテーリーシステムに蓄電して日の暮れた後に使うとか実施されています。
ソーラーパネルのメーカーによってはこのようなアプリでリアルタイムで発電量を把握して、電気をうまく使う事ができる仕組みもあります。
この表示で見れるのは、朝の時間帯でまだ太陽がパネルに直接届いてませんので、発電量は183ワットですが、家庭内の消費電力は146ワットなので、基本的には電気会社からの購入分はゼロという事ですね。
日本でも最近ソーラーパネルを自宅の屋根に設置されている方も増えていますが、まだまだ節約のチャンスもありますし、ビジネスモデルとしても面白そうですね。