2022.04.08
The Gallery Guards
マスターズの期間中、パトロンが安全に観戦できるようにコースを横切る際のコントロールや、グリーンやティーグラウンドで選手の誘導をするボランティアの方の事をGallery Guards と呼ばれます。他のトーナメントではマーシャルと呼ばれる皆さんです。
緑のシャツに黄色い帽子を被っているので、遠くからも目立ちますが、以前は黄色いヘルメットを着用していました。
彼らの1日は朝の6:30から始まり、パトロン達がコースを離れるまでの長時間の仕事です。 分刻みのスケジュールが組まれており、担当するホールのポジションの移動や休みが細かく決められているそうです。
彼らの大切な役割はパトロンの安全ですが、それと同様にテレビの中継への配慮です。
選手達がティーアップする際にはグラウンドがクリアになっていると同時にグラウンドキーパーたちと整備もアレンジするんだそうです。
マスターズでボランティアをする事は名誉な事だけでなく、大人気で600人ほどの方が毎年全米からマスターズに集まります。それには、かなりのコネがないと簡単になれないのは想像がつくかと思います。
定年は無いものの、25年働いたら次の方に譲るようですが、その後はシリーズチケットを2枚購入できる権利をもらえるんだそうです。
色んなルールがあるようで、解雇される方も時々いるんだそうです。 そんな中でも”即”クビになるのは居眠りなんだそうです。。。
無事に1週間の仕事を終えると、特別なご褒美も5月の末にあります。 コースがクローズした後に全員オーガスタでのプレーに招待されるのが一番の楽しみかも知れません。