2022.03.07

シベリアルート運行状況

今朝の綺麗な青空を見ながら、ニュースで話題になっていたロシア航空機への日本領空の飛行を禁止する措置を政府が検討している事を考えてました。

欧州やアメリカの政府はすでにウクライナ侵攻を受けてロシアの航空機や船舶のそれぞれの領域への運航を禁止する措置がなされていますし、日本政府も後に続くような雰囲気です。

実際に日本人に対して、ロシアへの渡航を控えるように指示が出されましたが、先週の金曜からロシア、シベリア領空を飛行していた日系航空会社もそのルートの運航を中止して、北極の方に遠回りのルートで飛行開始しているようです。

昨日羽田に到着したJALの44便のルートをFlightawareのサイトで確認したら、このようにロンドンから出発してロシア上空を飛行する代わりに、グリーンランドからカナダ北部そしてアラスカを縦断して日本に向かうルートで飛行しているようです。

1991年ぐらいまでは、ジャンボ機でも同様なルートで飛行していましたが、使用していた機材の航続距離の関係でしょうか、一旦アンカレッジに着陸して給油とクルーも交代して運行していました。

土曜の44便ですが、飛行距離は7910マイル、飛行時間15時間58分ですからほぼ16時間以上飛行機の中で過ごす訳です。 前回、同じ44便を使いましたが、記録を見ると去年の12月のフライトで、飛行時間12時間38分、飛行距離6217マイルでしたから、距離1693マイル、時間にして3時間半長いフライトのようです。利用している機材もこんなに飛べるんですね。

個人的に今まで最長時間のフライトはアトランタから東京に戻る際に向かい風で14時間半ほどだったのですが、それでも長いと感じてました。我々は座席で酒呑んで寝てるだけなんで、贅沢は言えませんが、クルーの方の苦労は大変かと思いますし、航空会社への経費増による負担はコロナ禍の渡航規制に続くダブルパンチです。

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