Green Jacket
4月に開催されるマスターズトーナメントまでいよいよ50日となりました。
昨年度優勝した松山選手は今回のトーナメントにはディフェンディングチャンピオンとして戻って来ます。
マスターズの優勝者に贈られるグリーンジャケットですが、間違いなく世界で一番有名なゴルフのジャケットかと思います。
そのグリーンジャケットで皆さんがあまりご存知ないトレビアですが、まずあのグリーンの生地はパントーンカラー342が指定色で、まさに明るいライ芝の色。 ウール生地ですが、夏用の薄手の素材で、地元ジョージア州ダブリンにあるFostman社の製品です。
ロゴの入った真鍮のボタンはマサチューセッツ州、エンブレムはノースカロライナでの生産だそうです。内ポケットのラベルの部分に持ち主の名前が刺繍で入っています。
この3ボタンのジャケットですが、基本的にはクラブハウス外には持ち出し禁止とされていますが、特例としてチャンピオンとなった年のみ、持ち出す事が可能です。 ですから去年松山選手が凱旋帰国した際に着用していたジャケットも今回戻った際にはロッカーに保管されて、再度チャンピオンになる以外、再び持ち出す事はありません。
よく聞かれるのですが、複数回優勝したらもう1着作ってもらえるの??などの質問ですが、何回優勝しても1着しか用意してくれないそうです。体型が大きく変われば作り直す必要がありますが、、、
優勝者にこのグリーンジャケットをセレモニーで着せる役はディフェンディングチャンピオンですが、連覇した場合にはオーガスタのチェアマンの役割なんだそうです。
このグリーンジャケットは当初メンバーだけが着用できましたが、1949年の優勝者サム・スニードに与えられたのが最初だったそうです。 やはりメンバーにとっても当時は少し派手だったとのコメントがあったそうです。
数年前に話題になっていましたが、チャリティーショップの古着屋でこのグリーンジャケットを見つけた方が5ドルで購入、 オークションで14万ドル近くで売られた事もあるそうですが、今では厳しく管理されているので、見つけてもおそらくコピーでしょうから買わない方が良さそうですよ。