BAGTAG
航空機での移動の際、荷物をチェックインするには、空港カウンターの係の人か最近増えている、自動チェックインのシステムを使って、搭乗券をもらうと同時に預ける荷物のタグをつけてもらうプロセスがあります。
搭乗券に関しては、かなり前から電子化が進んでおり、スマホでチェックインして搭乗券をダウンロードして、搭乗口で
ピッって通るだけですし、アメリカの国内移動ではほとんど機内持ち込みの荷物ですからあまり預ける荷物の手続きの電子化は実際に遅れています。
そんな状況で10年ほど前にドイツの老舗、RIMOWA社が電子タグの付いたケースを販売しまして、私も1つ購入しました。
構造は簡単で、Kindleなどに使われているe-INKと呼ばれる液晶を使い、ダウンロードした荷物タグをそのタグにスマホから移すだけで、必要な情報やバーコードなどが移行されるシステムでした。
しかし、実際にこのシステムに対応している航空会社は現在もドイツのルフトハンザグループのみでして、ドイツへの移動では使った事が数回あっただけで、殆どIDの画面で名前と電話番号などが常に見えるような状態での使用だけとなっています。
世界的には売れてなかったのか? RIMOWAの製品からもこのシステムは外されてしまい、どうしたのかなぁ?と思ってましたら、昨日BAGTAGと言う製品が販売されていて、RIMOWAもサポートを継続するとの発表がありました。
製品の案内を見ると、ケースとは別にこのような電子タグをストラップや、強い粘着剤でケースに装着するようなシステムを展開しているようです。
預ける荷物に関してはセキュリティー上の問題もありますので、航空会社にとっても便利さとセキュリティーは反比例する訳ですので、なかなか対応に向かっていない事情もあるかも知れません。
最近のエコで、かなりの量使われているエアラインの荷物タグですが、これもプラスチックゴミですから、環境を考えるとこのような再利用できるシステムはウエルカムなはずです。 ま、飛行機での移動は環境には良く無いのであまり大きな声は出せないのかも知れませんが、少しずつエコに向かうのは正しいかと思います。