デュアルSimカード
SIMカードは、ほとんどの携帯電話で、利用者の電話番号などが書き込まれているSubscriber Identi Moduleカードの略です。新しいスマホを購入された時に、クレジットカード大のプラスチックのカードの一部を切り取って電話に挿入するアレです。
最近日本の通信会社も電気的にその情報をスマホにダウンロードできるe-SIMが使えるようになりまして、早速iPhoneにインストールしました。 その理由は、今使っているアイフォンXsからデュアルSIMのシステムが使えるので、メインで使う日本のキャリアの番号はe-SIMに交換、不要になったSIMカードの代わりに海外でのカードを入れてダブルスタンバイできるようにする為です。
今まではイギリスのボーダフォンの回線をもう一台の携帯に入れて使っていましたが、料金プランで海外(ヨーロッパ域内)でのデータパッケージが含まれていますので、プライマリーは日本の電話番号、そして英国の番号はセカンダリーとして使用を始めました。
カードを差し替えるだけでなく、新しいセルラープラン(契約回線)の使用にあたり、若干の設定も必要です。そして海外に到着したら設定画面からどの回線を使うか?データプランはどちらを使うか?の設定をしますが、まず変更するのは日本ではオフにしていたイギリスの回線をオンにする事、日本のデータプランのデータローミングをオフにすると同時にデータを海外SIMカードのみで使えるように変更するだけ。 そうすると電波の強さを表すバーの下にもう1回線の電波の強さが表示されているのを確認し、デュアルモードの利用が可能になります。
日本の番号とイギリスの番号が同時にスタンバイとなり、データはイギリスのプランが使われるために、通話は日本、イギリスの番号のどちらにかかってきても受けることが可能となり、日本の番号のデータプランは使われずにデータ通信が可能になります。 今まで2台の携帯を持ち歩いていましたが、1台のみでの運用となりました。
電話をかける場合には、電話帳に登録している番号の場合には事前にどの回線を使うかを変更しておけば良く、現地で初めて使う番号の場合にはどの回線から発信するかも設定ができます。
同様な設定は日本国内でも格安データプランなどを使うための別回線を使う事ができるので、そのような使い方をされる方や、海外旅行時にプリペイのSIMカードを空港などで購入して使う事もできます。
心配だったデュアルSIM稼働での電池の消費に関しても気にならないほどの差ですが、1つ注意が必要なのは目的地に到着する前に設定を変更しないと、行き先に到着した瞬間にローミングチャージが課金される場合もありますので、空港で飛行機に乗ったら、機内モードにする時に同時に設定を変えるようにしていますが、慣れれば簡単です。