オリンピック中継
毎日のオリンピックの熱戦が世界中に中継されていますが、日本同様にハイビジョン放送がほとんどの国で視聴が可能になっています。今回試聴しているBBCのオリンピック中継はバーチャルスタジオをロンドンに開設して、パッと見た感じ日本にキャスターが行っているような演出だけでなく、素晴らしいハイビジョンの映像が届いています。
前回のリオ大会から5年になりますので、その間の制作現場での機材の変化や放送の基準となる画像などの統一化が進んでいるんだそうですが、ハイビジョン化される前、当たり前のカラー中継に際は欧州の映像基準とアメリカ日本などの基準が違い、それを変換して放送されていたぐらいですから、オリンピックのような国際的なエベントの中継は大変なコーディネーションが必要とされていました。
今回、開催の可否に関して話題になっていたアメリカNBCの中継。スタッフは、当然オリンピック中継チームがフルタイムで次の北京冬季大会や、パリ大会の準備に当然ながら作業を開始しているんだそうです。
アメリカで注目されているスポーツ大会では、常に新しい中継技術が導入されていて、IPベースでの中継もいち早く導入されていますが、アメリカ国内のカレッジフットボールの大会の中継技術も大きく影響しているそうです。
毎週土曜に開催される大会ですが、中継トラックは現地に行きカメラのコントロールをする訳ですが、映像の管理はネットワーク独自の施設があり、そこに集めて編集されたりしています。そんな事もあり、今回の五輪もコロナ禍で多くのスタッフが日本に入れなくなった状況でもちゃんと対応できているんだそうです。
先日の陸上100m決勝は、現地ではプロジェクションマッピングなどで演出されていましたが、それを多くのカメラが追っていました。 当然ながら映像を見ている視聴者には知る余地もありませんが、中継技術は進んでいるんですね。