2021.06.07
Play off
今朝飛び込んで来た全米女子オープンの結果は皆さんご存知の通りですが、笹生と畑岡のプレーオフでの展開となりましたね。
男子の全米オープンですと翌日18ホールのプレイオフなのですが、今回は9番と18番を交互に決着が付くまでやるサドンデスでした。
マスターズの場合には同様に18番と10番を交互にプレーする形ですが、両方とも放送中継への対応です。終了時間と日没などの関係からトーナメントディレクターも頭の痛い所。
さて、今回の優勝は日本でどのように報道されるのか?楽しみです。と言うのも笹生さんはお父さんが日本人でお母様がフィリッピン人ですので、今回はフィリッピンの選手として全米オープンに出場していました。
日本の場合には成人になると国籍を選ぶ必要があり、俗に言う2重国籍は正式には認められておりません。こればかりは法律で決められているのでどうしようもありませんが、実際には海外で生まれて2つのパスポートを使っている連中も多くいます。
スポーツの世界でも、大阪なおみ選手の国籍問題など、オリンピックにどの国籍で参加するなど、、日本人独特の国粋主義的な報道が多く見られるのは残念です。
女子ゴルフで活躍しているニュージーランドのリディア・コー選手は韓国出身ということも日本で報道されている通りですが、ニュージーランド人は彼女はKiwiだと自国民として自慢をしています。
移民の多い国と言う事もありますが、今後日本に海外から移住して日本企業に就職して活躍する方や、笹生選手のようにプロスポーツでも活躍する方が増える中で、日本人では無く”日本の”選手としての考え方をプレスだけで無く我々も持つ必要があると感じました。