2021.04.27

Masters 数字の話

昨日に続いて今週2回目のマスターズの話です。

今年のマスターズは観客数を少なくした上での開催となりましたが、入場者数は例年公表されてはおらず、一般的に言われているのが例年ですと5万から6万人のパトロン=ギャラリーの入場があります。 今年はおそらくその10%ぐらいの感じで、5千人ぐらいの感じでした。 恒例の観戦スタンドも設置されず、いつもと景色の違うマスターズdした。

肝心のチケットですが、今年は制限のある中でも多くの方に見るチャンスをとの試みでデイリーの切符がラッキーなチケットリストに載っている方にオファーされました。そのお値段は毎日$115。 どうしても見たい方はダフ屋のチケットのお世話になるのですが、例年ですと、1日2000ドル〜、木曜から最終日までの通しで1万ドル〜!!の値段で取引されているようです。

2000ドルで売れるものを他のトーナメントに比べても安い価格設定での販売はやはり、限られたゲストやパートナーを大事にする姿勢だと思います。

場内に入ると、売店で売られているサンドイッチは一律1.5ドル、ビールは輸入銘柄でも一杯5ドルですからワンコイン!でおまけにマスターズ印のプラスチックのカップに入って提供されています。

個人的に今まで行ったトーナメントやスポーツ観戦の中でも破格の料金設定です。

来た方への ”お・も・て・な・し”  文化は素晴らしいですが、携帯電話の持ち込み!などルール違反者に対しては非常に厳しく、最悪の場合、即退場を命ぜられチケットの購入リストからその方の名前が無くなるほど、、、ですからマスターズを見にくるパトロンの方のマナーは最高だと言う方が多いです。

これほど大きな人数が集まるトーナメントですから、地元経済にとってもインパクトは想像されるかと思いますが、アトランタに次ぐ2番目で20万人の人口のオーガスタ地域の税収もマスターズ次第です。 去年は無観客で11月に開催されたと言う事もあり、地元紙によると37%の税収減だったそうです。

ある意味で、お金に左右されないトーナメント運営は、究極のトーナメントとも言えるでしょうし、外部の声に影響されない姿勢も素晴らしいかと思います。

マスターズにとって大事な数字はスコアーボードだけなんですね。

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