2020.07.28

FTTH

FTTHとはFiber to the Homeの略ですが、日本の家庭でも自宅に光ファイバーが入って来て、それを使ってネットに高速接続がされているお宅も多いかと思います。光ファイバーを家まで、、って訳でしょうか、、

イギリスでは早い時期からISDN(覚えてますか?)での64kbpsのサービスがモデムでやれ24kbpsだ!とか喜んで使っていた時代に先駆けて導入されたのがほぼ20年ぐらい前の話でした。 それ以来、技術は進歩して、家庭に入っている通常の電話線を使って30メガぐらいのスピードでのサービスが普通になりましたが流石にそれ以上は条件が良くても難しい状況でした。

それでも、画像配信や4k, 8kの配信のためにそれ以上のスピードが求められており、いよいよ光ファイバーが家庭に入ってくるようになったわけです。

とは言え、地中に眠っている電話線を置き換える訳にもいかず、このように溝を掘って新たに設置する必要がありますので、流石に全国一斉にサービスを提供する訳にはいかない訳です。

さて、この写真のように最近使われている技術でまずはこのピンクのモノを埋設するんですが、これは柔軟性のあるパイプでして、これが各家庭の軒先まで一本ずつ埋設される訳です。 そして契約をした世帯には各ブロックに設置された分配拠点からこのパイプに圧縮空気で光ファイバーを送り込み家庭内の端末装置に接続されてサービス開始となります。

この技術は実は25年ほど前に開発されて商品化されたBlown Fibre というモノで、当初は事務所など建物の中での光ファイバーの施工に使われていたモノで、当時よくお世話になりました。

そんなのを作業しているオニーさん等に声をかけて説明したら妙な顔をしてました、、、確かに25年前は彼らが生まれる前の話ですから、、

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