2020.05.16

B-777 

アメリカの航空機メーカー、ボーイングの主力機で、トリプルセブンと呼ばれている777型機ですが、新機種の777xが開発中とは言え、コロナ騒ぎで作業が遅れているようです。

ジャンボジェットと呼ばれていた747型機は燃費悪さや老朽化の為に多くの航空会社が退役させたりしていますが、このコロナの影響で失速した航空業界の中で、アメリカ大手のデルタ航空が早速自ら保有する777機の運行を中止すると発表がありました。すでに小型機のMD90の運行中止を発表した直後ですが、やはり生産性の悪い機材は手放す方針なんですね。

デルタではすでに日本のJALも導入しているエアバスの350も運行開始している中で、この騒ぎでリタイアを早めたようです。

つい最近デルタ航空はこの777型機の内部をオーバーホールしたばかりで新しいインテリアは気に入ってたんですが、こういう結論を出すのが早いですね。退役に伴ってクルーの方の解雇も進める考えもあるんでしょう。

個人的にはエアラインは安い早いが売り物でしたが、これからしばらくの間は昔のように限られた人がプレミア料金を払って利用するサービスに変わって行くと思います。実際に今年の夏の航空料金を見ていてもほぼディスカウント無しの強気の価格設定ですし、需要が減った中で供給数を減らして収益性を上げる短期的な戦略だと思います。

デルタの777は日本とアメリカの間を移動する際によくお世話になって来た機材ですので、残念です。

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