2019.08.30
SAIL GP
今回、イギリスで開催されたSAIL GPのレースは悪天候で2日間のエベントが1日になってしまいましたが、強風の中、各チームは50ノットですから時速約100キロ!のスピードでレースが実施されました。日本の競艇のボートの最高速は70キロぐらいですから、どんなに早いか想像できるかと思います。 それを風!の力だけで動くわけですから!!
ヨットと言っても、2016年のアメリカスカップで使われた船をチューンアップした船体ですので、コントロールも複雑になっています。
全てのチームが同じ船体、同じ技術を使っているので、アメリカスカップのように秘密裏の中での駆け引きとかはなく、テクニカルエリア、自動車レースで言えばピットエリアも比較的自由に写真撮影ができます。
前回のニューヨークの大会から導入されたこのコントローラー、両側についているダイアルで船の左右の傾き(ロール)を左右のダガーボード(水中翼)を個別にコントロールできるモノなんですが、刻々と条件の変わる中で揺れる船をコントロールする訳ですから半端じゃあ無いですよね、、
因みに、右にあるディスプレーはイギリスのコズワース製。F1などにも技術提供しているハイテクグループの作ったシステムです!