2019.05.22
Conduct, Customs and Etiquette
今回の全米プロは、カプカの連続優勝と言う結果を残して終了しました。
先週の投稿でも触れましたが、ニューヨーカー達の応援?の凄い事は予想してはいたのですが、ある意味熱狂的なファンから、単なる酔っ払いの集まりになってしまったような感じがして大変残念でした。
最終日の後半、ダスティン ジョンソンが追いかける中で、当然DJを応援している過半数は皆さんも放送で聞こえたと思いますが、 ”DJ” ”DJ”との声援があるだけでなく、カプカのショットの最中に”Choke”- ミスれ!!みたいな奇声をあげる輩がいたのが残念でした。
これがタイガーが絡んでいたら、もっと大変なことになってたかと思うとゾッとします。
同じニューヨークで開催されている全米オープンテニスでも似たような声援があるので、これがニューヨーカーだ!と言ってしまえば終わりですが、やはりスポーツ観戦のルールは守るべきでしょう。
マスターズで配られる観戦ガイドには1967年の大会で用意されたボビージョーンズの言葉として第一ページに”Conduct, Customs and Etiquette”が今も明記されております。
「ゴルフとはエチケットのスポーツであり、それはゴルフのいかなるルールよりも重要である」とあり、「素晴らしくまた困難なプレーへの賞賛は惜しまずも、そのライバルに対する配慮は忘れてはいけない」「決してゴルフを愛する者はミスショットや、難しいショットに直面する選手に対して喜ぶものではない」と、武士道のような精神論が書かれております。
最後には「パトロンたちの配慮でマスターズを見ている人は世界で一番ゴルフを知り、理解のあるファンであると認められると思う」 と締めくくられています。
マスターズの素晴らしさは、パトロンも大きな要素なんですね。