2017.12.13

Total Audience Delivery

th12月に入って、2018年もすぐそこに見えてきましたね。 新年早々、お隣の韓国では冬季五輪が開催されます。 日本人選手も色んなエベントでの活躍が期待されますが、毎回話題になるのが、オリンピックなどメジャースポーツの視聴率です。

 

通常の視聴率は通常放送(Liniar TV と呼ばれる流しっぱなしの放送です)を見ていた方の%を出す形態でず〜っと計測されていました。 しかし、現在ではDVRなどのレコーダーで見るだけで無く、ネットでの再放送やライブなど、視聴形態が多様化している中で、テレビの前でじっと見ているだけの視聴者の数は当然ながら少なくなって来てますし、広告主からすればネット放送の媒体価値など、、、判断基準が変化しています。

アメリカのメジャーネットワークのNBCでは、いち早くそれに着目し、Total Audience Delivery(TAD) システムを採用しています。 アメリカでのオリンピックの独占放送をしているNBCでは、番組を一つの媒体だけで放送する事は稀で、OTTでネットでの同時放映やディレイなどの方式で配信をしています。

そのデータを全てこのTADとして数値化して、今回の平昌のオリンピックからスポンサーに対して、レーティング保証では無く、このTAD保証でのセールスを初めて取り組んでいます。

NBC親会社のCOMCAST社が開発したそうですが、友人の家でワイワイ見ていたり、録画を楽しんだり、又はネットでの放送をスマホで見たりする場合でもコマーシャルを見て、メッセージが届いた実数を算出システムだそうです。

かなりのビッグデータの解析かと思いますが、例えば番組内でのコメントに対してチャンネルを変える視聴者の動向など、かなり細かなデータをもっているそうです。

日本でも今後放送が多様化する中で、既存の視聴率の意味がスポンサーに取って意味が無くなるのも時間の問題でしょうか??

 

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