2017.06.27

アメリカスカップの舞台裏

今回のアメリカスカップはニュージーランド艇がディフェンディングチャンピオンのオラクルチームに大きな差をつけて優勝。 トロフィーが2000年以来17年ぶりにNZに行く事になりました。

海のF1の名の通り、考えられるすべてのコンディションに対応する船を設計、製作する事からレースが始まっていますが、予算の限られる中、ニュージーランドチームは比較的弱風の(10〜15ノット)状況でのスピードのみ追求した結果、そのギャンブルが的中して圧倒的な速さでの勝利でした。

実際に予選では強風の中では不安定になり、沈没するような事故もあったほどですので、予選通過できなかったかもしれません。やはり自然相手だとどうしようもありません。

オラクルチームはあらゆるコンディションに対応するシステムを構築、今回初めてお見せできるコクピットもこの黒い部分でピッチのコントロールができたり、いろんなボタンにファンクションをプログラムしていて、大きさは違いますが、F1のステアリングに似ていますよね。

次回のアメリカスカップは優勝国のニュージーランド、オークランドでの開催になると早速発表になりました。 今のカタマランのスタイルが残るのかは不明ですが、ひょっとしたら大型艇に戻るのかもしれません。今後の同行から目が離せません。

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