2016.02.18
JEPPESEN
ジェプセンと発音するんだそうですが、世界中のパイロット御用達の航空チャートのメーカーの名前です。
先日の日記にウェイポイントの記載をしたのをご覧いただいた方に先日お会いした際にプレゼントされました。 ありがとうございます。
あのボーイングの傘下にある会社ですが、30年代にジェプセンさんというパイロットの方が自ら作成したチャートを販売を始めたのが由来だそうです。
薄くても丈夫な上質の紙でできているのですが、ご覧の通り一般の地図とは違い地上はアウトラインのみで計器飛行用にチャートですね。昔、有視界飛行でセスナの操縦を習っていた頃には地上状況がもっと詳細に掲載されていたチャートを使っていましたが、やはり雲の上を日夜関係なく飛行するエアラインには飛行禁止エリアなどの記載や富士山の近辺は16000フィート以上で飛ぶようにとかの特記があるだけです。
この色の具合も暗い中でも読み取れるような工夫のようで、よく考えて作られていますね。 でも最近はこれらのチャートも電子化されてパイロットの方が持たれているフライトバッグの中から消えているんだとか。Electronic flight bagと言うような言葉もあるほどです。
この写真は昔、訓練で飛んでいた名古屋の小牧空港周辺の部分です。当時はプラスチッックのケースにチャートを入れて、訓練地域をグリスペンシルで記入したりしてましたのを懐かしく思い出しました。