頑張れ!JAL
衝撃的なJAL倒産から政府管理の元でのオペレーションを開始してから早くも一年になりました。新生JALとして4月から“鶴丸”のロゴを復活してアメリカの航空会社アメリカン・エアラインとの共同運行など、新しい取り組みで運行を続ける方針だそうです。
JALの飛行機の保有機数は手元の資料によると144機です。もちろん保有機数だけで航空会社の規模は表せませんが、パートナーとなるアメリカン・エアラインは623機保有しています。JALの経営状態は?というと、皆さんご存知のとおりですが、アメリカン航空は3,400の路線で250カ国へのフライトをしており、名実ともにメガキャリアです。しかし、去年は15億ドルの赤字!と経営面では苦労しているようです。
アメリカの雑誌「フォーブス」によると航空会社は景気の影響を一番受けやすい業界ですが、不景気なアメリカにも元気のよいエアラインがあります。テキサスを本拠に運行しているサウス・ウエストエアラインがこの不況の中、第4四半期の決算で143百万ドルの利益を上げたそうです。
1967年に3機のボーイング737型機で運行を開始したそうですが、今では同機種の737の最新型を552機運行しています。LCC、すなわち、ローコストキャリアと呼ばれる格安航空会社ですが、先日搭乗した便ではパイロットが小さな子供連れの母親が降機する際に手伝ったりして、クルー全員がマニュアルに書かれてない仕事まで率先してやる姿勢が利益の数字に現れているのだと思いました。機内アナウンスも乗員の個性を出すことをすすめているのか、機内が笑いの渦に巻き込まれます。
私がJALの社長だったら、乗客の思い出に残るフライトにするかのを工夫しますね。JALのコマーシャルで“初めて飛んだ空”シリーズがありましたが、“次のフライトに期待をさせる”ようなメッセージを送るべきだと思います。それこそ、機内アナウンスも吉本の芸人さんに手を入れてもらうのもよいかもしれません。