2011.03.05
会社の近くで、、
食事のため久しぶりに麹町(東京都千代田区)に向けて歩いてたら、それまで駐車場だった場所に巨大な装置が設置されていました。2週間前に同じ所を通っているんですが、気がつかなかったのでごく最近の工事のようです。
配管とかがあるので、空調関連かと思ってよく観察するとヒートポンプと書いてありました。ブルーに見える部分がヒートポンプの熱交換器で、よく宣伝で聞く“空気の熱”を使う仕組みです。表面にはスプレーノズルような配管もあり、真夏の暑い時には水を噴射して気化熱も使う工夫がなされていました。
この装置に付いていたウェブサイトURLで検索すると、“ユニバーサルスマートX”という、東芝が東京電力と共同開発した装置(セントラル方式の空調用熱源機として冷温水を供給する)だそうです。
CO2の排出量も減らして空調コストも安くなるわけですから、地球だけでなくおサイフにも優しいシステムですね。知り合いのデータセンター(顧客のサーバを預かり、インターネットへの接続回線や保守・運用サービスを提供)の社長に聞いた話ですが、毎月の電気代が1億円ぐらいの電気をサーバーの冷却のために使っているそうです。簡単な計算ではないでしょうが、空調費が半額になれば施設の改造費などはすぐに回収できると思います。
中東の不安定な情勢とかを考えると石油に変わる代替エネルギーへの移行も大切ですが、こうしたシステムへの変更も大切ですね。