2011.06.01
海外のメディアで
イギリスBBCニュースのインターネット版で見つけた福島原発関連の記事の中で、定年退職をされた原発の作業員や技術者の方が今回の原発事故の作業に自ら進んで参加していると大きく扱われてました。 記事の中で72歳の山田さんと言う年金生活をされている元東電の社員の方は、長生きしてもあと12~3年ぐらいだし、作業中に被爆しても影響が出るのは20年も先の話だから、若いモンよりはリスクは少ない! というお考えのようです。
もうすでに200人近い仲間が集まり、いつでも福島に向かう準備ができているそうですが、受け入れに対して東電や政府が検討しているとの事です。
BBCは”KAMIKAZE”、すなわち特攻隊の決死の覚悟と評価していますが、本人は特攻隊は死を意味するが、我々は作業を済ませて生きて帰ってくるとコメントでした。
日本政府や東電の対応にはかなり批判的なコラムがあり、今日のニュースでも津波の影響が想定外だったと言う日本政府と東電のコメントが映像付きで流れていました。 日本の危機管理能力が国際的に注目されている中での、年金生活者の方の動き。 震災直後に残って作業をしていた原発の作業員の方を海外メディアが最初にヒーローと賞賛したり、ニュース報道の違いをまた実感しました。