2011.06.17

ヒーロー達

20110617いきなりウルトラマンじゃ無いだろう!!と怒られそうですが、政府やマスコミでぜひ取り上げていただきたいのは被災地で復興の作業をしている現地の方や、自衛隊員、警察や消防そしてボランティアの方々です。 先週のニュースである東京の医師が自分の休みを利用して日曜と月曜日に被災地の石巻で診療所を解説している事を紹介していました。開業医の方ですが、土曜の勤務が終わった後に新幹線で移動して週末を被災地で過ごす事を取材していました。 今の日本が必要なのはこうしたヒーロー達の話題では無いでしょうか?

首相や芸能関係者などが被災者を訪問する話は毎日のようにニュースで取り扱われてますが、原発で危険な作業をされている方などを激励に行かれた話は聞いた事はありません。おそらく政府もコントロールしているのでしょうが、国民全体が復興に向かっていくにはこうしたヒーロー達を前面に出してバックアップする必要があると思います。

アメリカ同時多発事故の後、アメリカ政府やマスコミは亡くなられた方に対するご冥福を祈ると同時に、消防士や警察官の勇敢な行動が賞賛され、当時のブッシュ大統領も真っ先に地元の消防署や警察署を訪問しました。 今でもマンハッタンに行くと消防署を感謝のために訪れてメッセージを残す方も見かけます。

日本でも復興支援を終えて戻られる自衛官やボランティアの方を見かける事がありますが、だれも声をかけません。 逆に福島ナンバーの車で移動でもしようなら、みんな避けて通ります。

アメリカでは同時多発テロ以降、国民は一つとなりました。 当然の事ながらヒーロー達を賞賛し、アフガニスタンやイラクなどから戻る兵士のグループに対して空港で起こる拍手を聞いた事が何度もありましたし、たまたま乗り合わせたフライトの中で一時帰国中の兵士が機内アナウンスで一番最初に降機させる旨伝えられ、着陸後に後ろの方に座っていた若い兵士が拍手で送られていた事もありました。 空港のバーで呑んでいる兵士にも話しかけたり、お酒を振る舞っている方も良く見かけました。

先日書いたように日本人の考え方の違いかもしれませんが、今だからこそこうした方を賞賛すべきかと思います。 皆さんも自衛官の方やボランティアの方を見かけたらぜひ声をかけてあげてください。

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