ロンドンで足止めをされて、、、
ヨーロッパの法律では航空会社は予定のフライトをキャンセルした場合は目的地まで代わりの交通手段か、新しいフライトが出るまでの乗客の常識内でのホテル代を出す義務があります。しかし、今回の運行停止は航空会社に非がある訳でもないわけですし、天災(アイスランドの火山噴火)ということで代替え輸送はともかくホテル代に関しては各社対応が違うようです。一泊分だけ出してもらった方もいますし、何も出ない方やすべて航空会社で手配してくれた乗客もいるわけですので、再開したものの対応が大変でしょうね。
さて、持て余した時間の活用法。皆さん同じようなことを考えていたのか、以前日記に書きましたが、ゴッホの手紙とその時代に描かれた作品を同時に展示されてましたので、ロイヤル・アカデミー・オブ・アート(Royal Academy of Arts)はご覧の通り長蛇の列でしたが、並んで見てきました。
当然、博物館内は撮影禁止ですので写真はこれだけですが、28歳で画家になろうと決心していろんな作風のトレーニングをしている様子や、生まれたオランダをはじめ、イギリスに滞在していた頃、フランスに渡りパリから南仏に移動した頃の手紙など、オランダ語だけでなくフランス語や英語でも手紙が書かれておりました。絵画だけでなく、聖書も含め本もよく読んでいるようで、手紙の中で引用されている文章は素晴らしいものです。
我々日本人にとって印象的だったのはゴッホが日本の浮世絵に興味を持ち、北斎などの例をあげて1888年の作品では北斎の作風を真似した作品が作られていたことでした。 決して天才ではなく、また遅くから絵を書きはじめたからでしょうか、いろんなスタイルに感化されていく姿が印象的でした。
今度時間があれば是非アムステルダムのゴッホミュージアムに行ってみたいです。