2010.08.03
カリスマ ドッグトレーナー
アメリカばかりでなく、世界中でナショナルジオグラフィックの番組で有名な犬のトレーナーのシーザー・ミラン(Cesar Millan)氏の番組が日本でも放送がはじまりました。
メキシコ出身のシーザー氏、独自のセオリーで犬ではなく飼い主の犬に対する考えや接し方を説明します。番組内では問題犬(?)で悩んでいるオーナー宅に出向いて対応する番組ですが、犬と飼い主を同じ視点で観察していく過程は非常に参考になります。
シーザー氏は小さいころから犬に囲まれて生活をしていて、犬の行動パターンと人との関係を研究した成果だと思いますが、非常に見事な対応です。犬のしつけとかは叱ったり、叩いたりは常識と考えている方が多いなか、飼い主の考えとか犬への対応の仕方を解説する手法は新鮮です。ぜひご覧になってください。
先日の番組の中で印象的だったのは「犬は群れで行動する動物だ」というコメントでした。家庭のペットは家庭という“Pack(群)” の中で行動し、だれがボス犬なのか、群れのどのメンバーが嫌な雰囲気を出しているのかなど敏感に感じとって行動するそうです。
人間の社会にもPackが家庭だけでなく、チームスポーツとか職場もPackと考えれば人間のPackです。コミュニケーションでひとりでも雰囲気が違ったりすると全員が不安定になり全体のパフォーマンスが悪くなるとシーザー氏の解説。分かりやすい表現でした。