2010.08.18

ミウラ折り

20100818ミウラ折り、って聞いて皆さんパッとイメージが浮かばないと思います。

対角線部分を持って左右に引っ張ったり戻したりすると、開いたり畳んだりすることのできる地図をご覧になったことはあると思います。この折り方が世界的に注目されている“ミウラ折り”です。

東大名誉教授、宇宙航空研究開発機構の三浦 公亮(ミウラ コウリョウ)さんが開発して、ミウラ折りという名前は英国折紙協会が命名したのだそうです。

地図だけでなく、人工衛星の太陽電池パネルを畳んだりするのにも使われているそうです。三浦氏はもともとNASAでロケットや飛行機の“構造物”の強度の研究をされていたそうで、飛行機のような円筒状の機体などを縦に潰すと規則正しい菱形の模様ができるそうです。その研究を続け、潰れることで強度を増していることに着目、ミウラ折りの発想になったそうです。

そういえば、チューハイの缶にも菱形の模様の入ったやつがありますが、あれもそうです。機能美ってのはこういうことを言うんですね。

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