2015.09.24

VW

連休中入って来た海外のニュースの中で、フォルクスワーゲンのアメリカでのソフトウェアに手を入れて、排ガス規制に対応していた件が一番印象的でした。

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最近の車は、コンピューター化されており、エンジンだけでなく、乗り心地やセキュリティーなどに至るまで、自動車版の LANで接続されています。 エンジンのチューニングも基本的には同じデザインでもコントロールするコマンドを変える事で馬力が上がったり特性を変化する事は簡単にできるようになっています。

チューニングの業界でも、以前ですとエンジンやターボ、排気系とかに物理的にてを加えて馬力を上げる事が普通でしたが、最近の自動車雑誌などを読むと、基本データを書き換えて数十馬力アップなんでのも可能な世界になりました。スパナやレンチではなくラップトップで車のECUと会話をする時代なんです。

今回問題になっている、車検用の裏ソフトはもっと広範囲で広がっているような予感がします。各メーカーも同じシステムを使っている場合もありますし、多くの部品は共通しているのも心配です。

日本の車検も、結構ループホールというか、抜け道がいくらでもあるようです。試験のやり方を統一化するために、メーカーによってはその試験基準を研究して、ニュートラルではいくらアクセルを開けても一定の回転数以上には上がらないルーティンを入れて騒音基準に合わせたりしているのは朝飯前。 初期点検とか言ってひょっとしたら、車検用のセッティングの解除をしていたのかもしれませんね。

今回のフォルクスワーゲンの例は大きく取り上げられましたが、他のメーカーにも飛び火する事態は避けられないかもしれませんが、メーカーだけでなく、官民一体となって問題点を洗い流す良いチャンスでしょうか、、

 

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