2011.11.18

Virgin Limobike

20111118航空会社のヴァージン・アトランティック(Virgin Atlantic Airlines)で有名なヴァージングループにバイク・タクシーの会社があります。 ロンドンではタクシーと言う名称は例のロンドン・タクシーしか使えないために、リモ・バイク、即ちリムジンとバイクを合わせた名前で呼ばれています。 ロンドン市内からヒースロー空港に向かうには一般的にタクシーを使ったり、地下鉄などを使う方法が一般的なんですが、交通渋滞にハマると大変な事になりますのでこう云うサービスが繁盛するんですね。

実際にこのリモ・バイクのメリットは渋滞も関係なく、車の間をすり抜けて行く為に時間どおりに目的地に到着できるわけです。

しかし、早くても安全性は??と心配ですし、雨の時は??ヘルメットは??など等、どうするんでしょうか?

今日、打ち合わせ先で客待ちの運転手(ライダーですね)が迎えに来ていたので話を伺ったんですが、ライダーは警察の白バイと同様のトレーニングを受けている点や、最低でも10年の経験を持つライダーしかなれないそうです。 雨具も用意しており、ヘルメットにはブルートゥースのヘッドセットが取り付けられており、移動中に客がライダーとの会話ができるだけでなく、携帯の通話も受ける事ができるとか。さすがに荷物はスーツケースは無理ですが、機内持ち込み程度の荷物でしたら載せられるように特殊なキャリアも装備されていました。

空港への移動だけでなくスポーツのエベントや、コンサートなど、交通渋滞が発生しやすい場所に向かうには最高のようで、アーティスト達も良く使っているとか。

使われているバイクは日本のヤマハ製。FJRと言う1300ccの大型バイクです。 ご覧のように、乗客用にシートに頑丈なバックレストも装備されていますし、その後部が荷物を付けるキャリアになっています。パニアケースの中にはヘルメットとカッバが入っており、乗客はそれを着て移動する訳です。さすがに細かい所までキレイに掃除されており、バイク便とはまったく違います。

肝心の料金ですが、市内から空港まで75ポンドだそうです。約1万円ぐらいですからタクシーとほぼ同じです。

日本では、バイク便などモノを運ぶサービスは多いのですが、人を運ぶサービスは聞いた事がありません。 大型スクーターを使えば早くて楽な交通手段になるかもしれませんが、日本では無理かなぁ??

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