2010.10.30

アークヒルズの屋上で

20101030映画のシーンのようなこのセッティング、アークヒルズ(赤坂・六本木)の屋上にあるヘリポートです。<br /><br />

森ビルシティエアサービス株式会社が提供する成田空港と都心を30分で結ぶヘリコプターサービスですが、今回、イギリスの航空会社、バージン・アトランティック(Virgin Atlantic)がアッパークラスへのサービスの一環としてこのヘリコプター送迎サービスを導入することを記念するパーティーに招待され、駐機してあった機体を見せていただきました。

バージン・アトランティックはイギリスからアメリカへの移動でもよく使いますが、サービスのひとつがショーファーサービス(Chauffeur Service)と呼ばれる空港と自宅やホテルを運転手さんが送迎してくれるサービスがあります。サービスの距離に制限がある場合もありますが、イギリス国内ならどこでも迎えに来てくれるので便利ですし、日本でも自宅まで日の丸リムジンの黒塗りが迎えに来てくれるなど、他社のビジネスクラスとは違うレベルでのサービスが魅力です。

さて、今回はそのサービスに新たに”ヴァージン Vコプターサービス”と呼ばれるこのヘリコプターで都心から空港までの送迎を導入するそうです。

実際にこのサービスで時間的なメリットを受けるのは東京のヘリポートであるアークヒルズの近くのオフィースとか家のある方がメインになると思いますが、六本木や麻布周辺は外資系企業やホテルが多くありますのでビジネスクラスを利用する方に取ってはプラスになりますね。

森ビルシティエアサービスの進 和久(しん かずひさ)社長にお話を伺ったのですが、時間節約だけでなく一般の方は東京都心の空を飛ぶ機会はほとんどないので外国の方にも喜ばれているそうです。もう少し安ければゴルフの送迎に使えるのでは?と相談させていただきましたが、水戸(茨城)辺りのゴルフ場にはヘリポートも完備している所もあるそうで、セット料金があるそうです。

日本の航空事情はいろいろ制限があります。特にプライベートジェットなど富裕層向けのサービスは駐機スペースの問題やら着陸枠などの関係でグアムを基地としていて利用のたびに持って来る方もいらっしゃるそうですが、事業仕分けで話題の地方空港もこういうヘリのサービスを使ってうまくアクセスできればビジネスジェットの基地として使えるかもしれません。羽田や成田のハブ化の話題だけでなく、地方の空港をプライベートの小型機を利用して繋ぐなどビジネスチャンスはまだありますね。

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