Goodwood Circuit
グッドウッドと言う名前を聞いて、イギリスの自動車レース場と答えられる方はかなりの自動車ファンの方です。 今ではGoodwood Festival of Speed と言うエベントが毎年6月に開催される事で有名ですが、1948年に初めてのレースが開催された歴史的にも重要なサーキットです。
当時の英国空軍の飛行場の周回道路を利用したサーキットですが、その名前の由来は当地の領主だったDuke of Richmond (Lord March)の300年以上続いているお屋敷の敷地内を戦争の助けにするために寄付された事にちなんで付けられたそうです。敷地の一部の飛行場をポンと寄付をする、、、イギリス貴族のすごいところです。
このグッドウッドサーキットですが、1966年に一度閉鎖されてしまいますが、1998年に再開発されて当時と同じ状況にレストアされており、敷地内にはこのサーキットだけでなく、競馬場やホテルなどもあります。
そのDuke of Richimond 、いやFreddie Marchと親しく呼ばれていた方ですが、自動車レースを趣味として、というか立派な戦績を残すほどのジェントルマン・レーサーだったそうで、その孫にあたる方が今の領主でEarl of Marchとして現在の敷地の管理運営をしています。
この歴史的なサーキットで実際にレースをしたジャッキー・スチワート卿(Sir Jackie Stewart)にお合いする機会があり、話を伺いましたが、当時もハイスピードサーキットで、非常に恐ろしかったと言ってました。 頭脳派ドライバー、スチワート卿の話ですので間違いは無いと思います。今でも色んなエベントでこのサーキットを走っているそうです。 スチワート卿は当時を代表するドライバーで、彼の名前の付いた建物もあり、素晴らしい雰囲気でした。 残念ながらスチワート卿の写真は撮るチャンスが無かったのですが、ちゃっかりサインを貰いました!ちゃんと名前が読めるサインも珍しいですが、彼の人柄かもしれません。